初めてできた彼女‘みれいちゃん’の家に行った。リビングにはカルト教団の教祖の大きな写真が飾られており、みれいちゃん以外の家族全員が熱狂的信者であることを告げられた。当たり前だがそんなことで僕のみれいちゃんへの愛する気持ちは変わらない。二人いい雰囲気になってきたところで、みれいちゃんのお父さんが帰って来た。「これから大事な環の儀を行うから、悪いが今日はもう帰ってもらえないか?」家族の信仰を妨げるつもりもないし、今日のところは帰ろう。あのあと、まさかあんなことになるなんて…。
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